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<明神岳縦走 その1>
日程2011/10/08〜09
天候:晴れ
形態:単独
登り:(10/08)上高地7:50→(岳沢ルート)→紀美子平→穂高山荘18:00
下山:穂高山荘5:40→前穂高分岐点→明神岳主峰→2,3,4,5峰→5峰台地
   岳沢登山道(7番標識)→上高地
体育日をは挟んだ3連休の上高地の観光客、登山者の数のその多さに閉口するばかりだった。
沢渡駐車場に早朝5:30頃には着いたが、どこの駐車場も満車、満車だった。
沢渡駐車場中で臨時駐車場を開けるとのことで、そちらでようやく駐車できた。
涸沢カールの紅葉を目当ての客が多かったと思う。バスに乗ったのは7時を過ぎていた。

岳沢小屋を過ぎてまずは紀美子平を目指す。今回ザックの重さは10キロは超えているだろう。
それにしても岳沢の登りは、こんなにきついかったかなと思うほどきつかった。今日の予定では
前穂高山頂直下の明神岳との分岐点までだった。しかし、このバテようでは無理のような気が
してきた。

予想はあたった。睡眠時間2時間、ザック10キロ以上と日頃の運動不足ではどうみても
バテるしかないようだ。ザイル、カラビナ、ハーケン類を紀美子平のすぐ上の登山道のちょっと
した石の窪地に隠した。このままこれらの物を穂高山荘まで持っていくわけにはいかない。

吊尾根を10年ぶりで歩く。起伏があり、ところどころ切り立ったところがある。油断できない。
夕暮れ前には穂高山荘に着く予定だったが、結局PM6:00頃になった。
小屋前の鉄梯子を下るときは暗かった。ヘッドライトをとうとう装着した。数日前に降った
雪(5センチほど積もったとのこと)が完全に凍っている。滑る、滑る。

小屋は眼下に見えるが、この岩場で凍った雪の処理をうまくしないと滑落する。
登山道がよくわからない。慎重に慎重に踏跡を探す。四つん這いになっての下山だった。
本当に小屋は目の前なのに道がわからない。それでもどうにか道を見つけて到着することが
できた。宿泊手続きの際、女性従業員にきつく怒られた。このような雪の状態を考慮して
登山計画をしてくださいと。
↓白く薄化粧した前穂高へと続く北尾根。
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